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日本総合研究所、発達障がいのある人々の活躍を推進するweb3利活用の検討を開始

株式会社日本総合研究所は、発達障がいのある人々が一層活躍できる社会の実現を目指し、web3を活用した「発達支援」および「就労」についての実証プロジェクトへの協力を開始する。 また、実証プロジェクトを含むさまざまな取り組みを紹介するイベントとして、11月29日(水)に東京ミッドタウン・カンファレンスにて、フォーラム「web3で実装する!発達障がいと拓くありたい未来」を開催することを決定した。

<以下、プレスリリースを転記>

株式会社日本総合研究所(本社: 東京都品川区、代表取締役社長: 谷崎勝教、以下「日本総研」)は、発達障がいのある人々が一層活躍できる社会の実現を目指し、web3を活用した「発達支援」および「就労」についての実証プロジェクトへの協力を開始します。   また、実証プロジェクトを含むさまざまな取り組みを紹介するイベントとして、11月29日(水)に東京ミッドタウン・カンファレンスにて、フォーラム「web3で実装する!発達障がいと拓くありたい未来」を開催します。

■背景  発達障がいは、グレーゾーンも含めると人口の10%程度に存在するとされています。その特性はさまざまですが、コミュニケーションや環境への適応に困難を抱えやすい場合が多くあります。一方で、特定の分野での高い集中力や豊かな想像力といった強みがある場合も多くあります。  しかし、そうした強みが発揮される就労環境が整っている状況とは決していえません。決められた時間や場所、そして対面中心での業務などの定型発達を前提とした就労条件は、発達障がいのある人々にとっても働きやすいとは限らないからです。また、能力評価が総合的な観点から行われることも多く、発達障がいのある人の個性や能力が活かされにくいという問題も存在します。そうしたこともあり、障がい者雇用における発達障がいのある人の就職率は、障がい者全体の就職率46.2%に比べ13.1ポイントも低い33.1%にとどまるのが現実です。  このような状況の中、これまでにない新しい就労環境の実現手段として日本総研が注目しているのが、インターネットの新たな利用形態であるweb3です。ブロックチェーン技術を活用するweb3では、アイデンティティ証明や暗号資産を活用した匿名かつ非対面での就労環境が実現できるからです。そのため、対人関係に困難を抱えやすい発達障がいのある人々にとっても、web3上で時間や場所に縛られない自律分散的な働き方が可能となることが期待されるようになりました。既に、個人としてのゲームクリエーターやNFTアーティストなどの新たな仕事が生み出されてきています。 ■実証プロジェクトについて  2023年度に、福祉施設やさまざまな企業、団体などと共同で、障がいのある人々のweb3上での新しい仕事づくりに関して、「発達支援」と「就労」の実証プロジェクトを実施します。現時点では、以下の二つの実証プロジェクトが障がい福祉の現場で推進されており、取り組み内容は順次拡大していきます。 ① 発達支援の実証プロジェクト  北海道小樽市内の発達支援施設「きっずてらすDive」において、発達障がいのある児童を対象に、ブロックチェーンゲームThe Sandbox(ザ・サンドボックス)を用いたボクセルゲーム制作講座を提供します。現職のボクセルアーティストが講師となり、児童がアバターやアイテムなどを制作することで、ゲーム内で遊びながら成功体験を獲得していきます。また、制作物をNFT化して疑似的な販売体験を行うことで、デジタル上での新しい仕事に目を向けるきっかけづくりも行います。  講座は、1回2時間、2023年10~11月にかけて計7回実施する予定です。その後、参加児童や保護者を対象としたアンケート調査を行い、デジタル上における創作活動およびコミュニケーションに対する興味関心や自己肯定感の高まりなどについて調査研究を実施します。  主催: 北海道済生会、きっずてらす  協力: 株式会社日本総合研究所、小樽商科大学  プログラム協力機関: デジタルハリウッド株式会社 ② 就労の実証プロジェクト  奈良県香芝市の就労支援施設「Good Job!センター香芝」において、施設スタッフおよび障がいのある人々と共同でNFTアートコレクションを制作します。1,000枚のNFTアートを販売し、障がい福祉をサポートするデジタルコミュニティをその1,000人の購入者と共創することで、障がいのある人々の新たな仕事を創出します。NFTアートの販売は、2023年12月を予定しています。  収益金の使用用途については、運営にかかる経費を除き、プロジェクトに関わりがある障がいのある人々に還元するほか、今後、障がいのある人々や障害福祉事業所などと新たに連携するプロジェクトを生み出す資金に充てられる予定です。  運営主体: 社会福祉法人わたぼうしの会 Good Job!センター香芝

 企画・協力: 株式会社日本総合研究所、一般財団法人たんぽぽの家  NFT担当: TART K.K.  アドバイザー: 株式会社 YUNOKI ACCOUNTING PARTNERS  Art Director: CHACO ■フォーラムの開催について  日本総研は、発達障がいのある人々が一層活躍できる社会の実装を目指す、上記実証プロジェクトを含むさまざまな取り組みを紹介するイベントとして、11月29日(水)に東京ミッドタウン・カンファレンスにて、フォーラム「web3で実装する!発達障がいと拓くありたい未来」を開催します。

 日本総研は、病院や社会福祉法人、民間企業や大学、ベンチャー企業や個人クリエーターなど立場の異なるさまざまな関係者と共創しながら、ブロックチェーンゲームやNFTアートを取り入れた次世代型の発達支援や就労機会の提供をサポートしています。本フォーラムでは、このテーマにふさわしい方々をお招きし、障がい福祉の現場においてweb3が実装されている様子をご紹介するとともに、ニューロダイバーシティ(神経多様性)とweb3が当たり前に受け入れられる未来の社会のあり方について議論を行います。 ■フォーラム概要  タイトル: web3で実装する!発達障がいと拓くありたい未来  日時: 2023年11月29日(水)18:00~19:50  場所: 東京ミッドタウン・カンファレンス Room7 / YouTube動画配信  参加費用: 無料

 申し込み方法: 以下のご案内ページよりお申し込みください。 https://www.jri.co.jp/seminar/231129_621/detail/ 〇プログラム  ・開会挨拶: 株式会社日本総合研究所 代表取締役社長 谷崎勝教  ・ビデオメッセージ: 千葉工業大学学長 伊藤穰一氏  ・基調講演①: 「ニューロダイバーシティ時代の保育・教育」       ナチュラルスマイルジャパン株式会社 代表取締役(まちの保育園・こども園 代表)       ニューロダイバーシティ株式会社 代表取締役 松本理寿輝氏  ・パネルディスカッション①: 「web3と繋がる新たな発達支援とは」       株式会社日本総合研究所 木村智行       V-RANGERS PTE.LTD. 代表 田川貴之氏       北海道済生会常務理事 櫛引久丸氏  ・基調講演②: 「障害と共にある社会の姿~ソーシャルデザインの観点から~」       立教大学名誉教授 中村 陽一氏  ・パネルディスカッション②: 「デジタルに開く障害福祉“Good Job! NFTの挑戦”」       株式会社日本総合研究所 水嶋輝元       株式会社TART代表取締役 高瀬俊明氏       社会福祉法人わたぼうしの会・Good Job!センター香芝センター長 森下静香氏  ・閉会挨拶: 株式会社日本総合研究所 専務執行役員 木下輝彦   日本総研のシンクタンク・コンサルティング部門は、スローガンである「自律協生社会の実現」に向け、国・自治体・企業からの一方通行ではない、オーナーシップを持った個人が多様な形で主体的に参加できるプロジェクトづくりを今後も行っていきます。

■この記事を書いた人:leopyi

フリーランスのライターで様々なジャンルのライティングを行っているが、 中でも趣味にもしているゲームに関することが得意ジャンル。

ここでは障がいを持っていても真剣に頑張っている人たちの姿を伝えたい。

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