2024年3月19日(火) 実践型障がい者雇用メタバースサービス メディア発表会
メディア発表会様子
■実践型障がい者雇用メタバースサービスについて
3月19日に開催
「働く」に関する社会課題をビジネスで解決するキャムコムグループの株式会社綜合キャリアオプション(本社:東京都港区浜松町、代表取締役:大泉 高太)は、同グループ特例子会社綜合キャリアトラスト(本社:東京都港区浜松町、代表取締役:伊藤努 )と連携し、障がいのある方などがメタバース空間で業務を行うことのできるサービス「実践型障がい者雇用メタバースサービス」を紹介するプレスセミナー「実践型障がい者雇用メタバースサービス メディア発表会」を開催した。
実践型障がい者雇用メタバースサービスは、綜合キャリアオプションが提供するメタバース空間を活用したサービスで、障がい者をはじめ、引きこもりや介護、育児などの理由で家から出られない方も、特別な機器を必要とすることなくブラウザさえあればメタバース空間上で働くことができる。
実践型障がい者雇用メタバースサービス実用例
■実践型障がい者雇用メタバースサービスの3つのメリット
①バリアフリー環境の実現
アバターの身体能力を自由に設定することが可能なため、例えば車椅子を利用されている方や聴覚障がいのある方も、現実では困難な移動や情報収集をアバターを通して容易に行うことができます。
②コミュニケーションの円滑化
アバターを設定することで、対面でのコミュニケーションを苦手とする方でも、音声認識やチャットなど、個々のニーズに合わせたコミュニケーション手段を選択できます。
③多様な働き方の実現
時間や場所に縛られない柔軟な働き方が可能です。通勤時のストレス軽減、自宅や療養先など、体調や状況に合わせて働くことができ、ワークライフバランスの向上に繋がります。
キャムコムグループでは、特例子会社綜合キャリアトラストの障がいのある社員が、業務の一部を実践型障がい者雇用メタバースサービスで行う試験的な取り組みを重ねています。
今回のメディア発表会では、実践型障がい者雇用メタバースサービスの説明とともに、参加メディアから障がいのある社員へのインタビューがメタバース空間内で行われました。社員たちは、実践型障がい者雇用メタバースサービスでの働き方や、メタバース空間で働くことで感じるメリットなどについて答えました。
この様子は、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト(WBS)」や、TOKYO MX 「news FLAG」など、多数メディアで放送されました。
また、キャムコムグループの実践型障がい者雇用メタバースサービスの取り組みは、企業の成長戦略として障がい者の雇用に取り組む企業の実例をまとめた、東京都TOKYOはたらくネット「成長戦略としての障害者雇用~ニューロダイバーシティ型雇用の実現~」でも紹介されています。
■労働人口不足解決と障がい者雇用
日本の人口は、少子高齢化によって2008年の1億2,808万人をピークに減少を続け、2022年には1億2,500万人を割り込んでいます。それに伴い、労働力である生産年齢人口(15-64歳)も減少し、2030年時点で850万人超の労働人口が不足するとも言われています。※
そのため、業務の効率化や労働参加人数の裾野を広げることは、日本経済における急務とされています。
加えて、障害者雇用促進法の改正により、2024年4月1日に障がい者の法定雇用率が現状の2.3%から2.5%に引き上げられました。そのため、障がい者の雇用に関する動きは今後一層活発になっていくことが予想されています。
※野村総合研究所「労働力不足解消と女性の経済的自立実現に向け」(2022)
■キャムコムグループの取り組み
キャムコムグループでは、日本経済における今後の労働力不足の解決のため、幅広い領域における総合的な人材サービスを展開しています。
綜合キャリアオプションではBPO事業部において、業務委託により、顧客企業の実務における補助的な作業を請け負っております。それにより、業務の根幹となる作業に人員を集中できるような企業体制の構築をサポートします。実践型障がい者雇用メタバースサービスにおいては、各企業のニーズに合わせた適切なメタバース空間を提案することで、障がい者を含む多様な人材が活躍することのできる職場環境を実現します。
また、特例子会社綜合キャリアトラストでは、障がい者雇用支援の専門コンサルティングを行っており、顧客企業の障がい者就労を支援しています。自社内でも障がい者が就労する専門部署CVT(Create Value Team)を設け、様々な障がいがある方とともに就労しています。リモートオフィスを設置して専門の支援員を配置するなど、障がい者が働きやすい環境に配慮しています。実践型障がい者雇用メタバースサービスにおいては、綜合キャリアトラストに勤務する障がいのある社員が試験的に業務に取り入れるなど、実用化に向けた取り組みを進めています。
キャムコムグループ
キャムコムグループ 広報部
■この記事を書いた人:leopyi
フリーランスのライターで様々なジャンルのライティングを行っているが、 中でも趣味にもしているゲームに関することが得意ジャンル。
ここでは障がいを持っていても真剣に頑張っている人たちの姿を伝えたい
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