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TMJ、障害がある方の就労を支えるWebサービス「poshulou(ポシュロウ)」の提供開始

コンタクトセンター・バックオフィスの構築・運営を行うセコムグループの株式会社TMJは、働くことに障害のある方の就労を支えるWebサービス「poshulou(以下、ポシュロウ)」を2023年10月17日より提供を開始した。提供開始にあたり、動画コンテンツ約100本を無料公開し、「自分らしく働く・働き続ける」ための選択肢とアイデアを広く提供していくとしている。

<以下、プレスリリースを転記>

コンタクトセンター・バックオフィス(事務処理センター)の構築・運営を行うセコムグループの株式会社TMJ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:丸山 英毅、以下TMJ)は、働くことに障害のある方の就労を支えるWebサービス「poshulou(以下、ポシュロウ)」を2023年10月17日より提供を開始しました。提供開始にあたり、動画コンテンツ約100本を無料公開し、「自分らしく働く・働き続ける」ための選択肢とアイデアを広く提供していきます。

サイトURL:https://poshulou.com/

  1. ポシュロウの概要

ポシュロウは働くことに障害がある方が、就労にあたり新たな選択肢とアイデアを得るために必要なメニューを備えた「学習と情報収集のちょうどあいだ」を目指したWebサービスです。

動画、ログ機能、の大きく2つの機能で構成され、障害を持つ当事者向けコンテンツを中心に、将来的には動画の強みを活かした求人情報やオンラインでのサポート機能、企業向けコンテンツなどの拡充もしていきます。

●自分らしく働くための「動画コンテンツ」

ポシュロウのメインサービスとなる動画コンテンツは、職業訓練を目的とした技術習得の内容とは趣旨が異なります。障害がある方々に向けた「心と身体のセルフケア」「働くための考え方や自己理解のヒント」「就職活動に向けた情報」「受け入れ側の企業に関する情報」など、働くにあたり自身が障害とうまく付き合うための知識や、相互理解を深めるための情報を中心に、コンテンツをラインナップしています。短時間で視聴できるよう要点をまとめた動画を多数用意し、10月のサービスローンチの段階では約100本の動画を無料でご視聴いただける予定です。

●体調管理をアシストする「体調レコーディング機能」

サービス開発にあたり、障害がある当事者へのアンケートで、就労後のニーズとして多くの声があった体調管理ツール(通称:poshulog/ポシュログ)を搭載します。毎日のログインごとに「からだの調子」「こころの調子」「睡眠時間」などを記録して可視化することができ、俯瞰してご自身の体調をチェックできます。また、動画の視聴状況がわかるダッシュボード機能や、求人へのエントリー書類作成に使えるスキルチェック機能なども今後提供を予定しています。

  1. ポシュロウの開発背景

障害のある方が年々増加している状況に加え、DEI(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)への理解や法定雇用率の上昇などを背景に、障害がある方の就労ニーズは当事者・企業の双方で高まっています。 しかし、実態としては、多くの障害のある方が就労できていない、または職についたとしても40%近くの方が1年間継続できず退職をしているというデータもあり、就労支援に向けた社会資源が限られている現状があります。 就労を目指す人の多くは、様々な情報を集めながら「自力で就職活動」をするか、福祉サービスなどの「制度上のサービスで支援を受けながら就職を目指す」かの、大きく二つの選択肢に分かれる状況です。 「自力での就職活動」においては、❝障害がある方向けに必要な情報が集約されたWEBサービスが少ない❞、❝収集が大変❞、❝求人のみの情報が多い❞などの声も聞かれます。福祉サービスなどの「制度上のサービス」では9割程度の方が無料で利用ができる反面、手続きや利用期間に多くの時間を要し、その間は基本的に無収入となる経済的負担と、サービス利用の心理的ハードルがあるなど、二つの選択肢それぞれに課題が存在します。

また、企業側も障害者雇用における体制・態勢を十分に整えることができない状況もあり、課題感を抱えていることが調査データからも伺えます。

そのような社会課題を受け、ポシュロウは「学習と情報収集のちょうどあいだ」を目指し、障害がある方に特化したコンテンツと情報を提供し、「働く、働き続ける」のサポートに向けサービスを開発しました。当事者が欲しい情報やサポートを、無料から利用でき、経済状況やニーズに合わせてプランを選択できるWebサービスとして広くご利用いただけます。

  1. 今後の展開

2023年10月より無料公開した動画コンテンツと体調レコーディング機能を皮切りに、以降はダッシュボード機能、企業向け動画、求人情報掲載、オンラインサポートなどを順次実装し、サービスの展開を検討していきます。 なお、ポシュロウはTMJが2021年から行う社内新規事業コンテストから生まれた新ビジネス第1号の案件となります。市場調査や当事者への丁寧なヒアリングを経て開発を行い、この度サービスローンチの運びとなりました。TMJは社会課題の解決に向けた取り組み目指し、挑戦風土の醸成と新規事業の推進を力強く続けてまいります。

  1. ポシュロウに込めた想い

ポシュロウの着想は私個人が就労移行支援や人材紹介サービスで支援をさせて頂いていた際に、制度や社会資源の狭間で支援を届けることができなかった原体験が大きなきっかけでした。そんなあの頃に出会った方々のお手伝いが少しでもできればと思い、多くの当事者の方や専門家の方、様々な役割、バックグラウンドを持つ方と対話を重ね開発してまいりました。 それでもやりたい事のまだ数%しかできておらず、もっともっと皆様と共に進化させていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

●ポシュロウのパーパス

●ミッションとストーリー

●サイトデザイン

サイトURL:https://poshulou.com/ サービス紹介ページ:https://poshulou.com/lp

ユーザーテストの声

当事者の方より、使用感や視聴効果についてポジティブな感想をいただいています。

  1. ポシュロウの情報発信について

ポシュロウのサービスに関するマインド、機能、開発プロセスの秘話などについてSNSで発信しており、専門家の方々を中心に大きな反響を得ています。どんなサービスであるかと同時に、制作側と関わる方々の想いなどを、ポシュロウの世界観や魅力とともに届けていきます。

  1. 株式会社TMJについてhttps://www.tmj.jp/

TMJは、株式会社福武書店(現・株式会社ベネッセコーポレーション)のインハウスコールセンターより独立分社化する形で1992年に設立。世界でも例のない継続型の会員制事業で培った生産管理、品質管理のノウハウを活かし、多種多様なクライアント企業のコールセンターの設計・運営から、調査・分析、人材派遣、人材育成などのサービスを提供しています。2017年には、セコム株式会社の100%子会社となり、より強固で安全性の高いグループネットワークを活かし、クライアントビジネスの成功をサポートします。 ※障害者表記について WEBサイトやアプリケーションで、視覚障害を持つ方がスクリーンリーダーを利用した際、「障がい者」という表記の場合、「さわりがいしゃ」と認識されるケースがあるため、TMJでは「障害がある方」または「障害者」という表記に統一をしています。

■この記事を書いた人:leopyi

フリーランスのライターで様々なジャンルのライティングを行っているが、 中でも趣味にもしているゲームに関することが得意ジャンル。

ここでは障がいを持っていても真剣に頑張っている人たちの姿を伝えたい。

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